あしたば福祉会の設立について

平成1年当時、鳥羽市には無認可の小規模作業所がありませんでした。そこで行政関係者と話し合いを持ち、小規模作業所を立ち上げることになりました。

運営には鳥羽市に在住する知的な障がいのある保護者と関係者の団体、鳥羽市精神衰弱者育成会(現在は鳥羽市手をつなぐ育成会)が当たることになりました。

「夕べに摘んでも明日には芽が出る」というあしたばの生命力の強さに「障がいがあっても地域の中で力強く生きていってほしい」という願いを込めて、 平成1年10月1日、あしたば作業所が開設されました。

開設当初の「与えられる福祉から、創造し、参加する福祉を求めて」のスローガンのもとにただ受け身で生きるのではなく、彼らの持つ力を生かす在り方を模索しながら、 地域の中で生活する歩みを開始しました。

特に障がいのある人が地域で暮らすためには車の両輪のように「生活する場」と「働く場」が必要であるという考えを基本に据え、作業所と共に生活寮も開所し、事業を展開してきました。

平成14年7月に社会福祉法人の認可を受け、地域の中で障がいのある人が安心して豊かに生活することができるよう事業の拡大を図ってきました。

今後とも障がいのある人が当たり前に暮らしていけるよう地域のニーズに適った事業が展開できるよう努力いたします。

法人の理念・方針

理念
●障がいのある人の人権が尊重され、安心して生活できるよう支えます。
方針
●障がいのある人が地域で当たり前の生活を送るために「働くこと」と「暮らすこと」を支援するサービスの提供を図る。
●利用者主体のサービスの充実を図る。
●利用者が充実した人生を送るために、支援する職員の資質の向上を図る。

事業概要

●就労継続支援B型事業
生産活動の機会を与えるとともに、一般就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います。
●共同生活援助事業(グループホーム)
障がいのある人に対して、共同生活を営む住居で、入浴・排せつ・食事の介助、その他の日常生活上の支援・相談を行います。
●短期入所事業(定員1名)
本人の地域生活を進めるためのスキルアップやご家族の用事等で、ホームに泊まることができます。